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実践企業訪問記:白河市 王王楼さま

実践ナビゲータの 実践企業訪問記
《王王楼さまの実践事例》

syuumai

福島県白河市を訪れてまいりました。

白河には、渋谷での“実践するドラッカー”講座にご参加くださった

飯村さんの中華料理店、王王楼(ワンワンロウ)さんがあります。

飯村さんは、[チーム編]&[利益編]の翌月の[事業編]にお越しになった際、開始前のお時間に
「清水さん!この一ヶ月で早速成果があがりました!」
というお声をかけてくださいました。

今回はこのお話をしたいと思います。

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管理のための測定を行うとき、測定される対象も測定する者も変化する。
測定の対象は新たな意味と新たな価値を賦与される。
したがって管理に関する根本原則は、
いかに管理するかではなく、何を測定するかにある。

マネジメント[エッセンシャル版]P.166 / 実践するドラッカー[チーム編]P.112
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いかに管理するかではなく、何を測定するか?という、
[チーム編]のワークで飯村さんが思いついたアイデアは、
「とりあえず、ガスメータを毎日測定しよう」でした。

最初は、ただ測定してみる。というところから始めたそうですが、
どこに無駄が生じているのか、
何が必要で何が不要なのか、
を自問しながら一日を過ごすようになったそうです。

写真 (4)

そして、まず気づいたのは、
ちょっとした鍋の入れ替えなどのタイミングで火を着けっ放しにしていることです。

「そんなの測定しなくても分かりそうなことじゃないか。」
「それだけでそんなに大きなコストダウンにはならないでしょ?」

そんな声が聞こえて来そうですが、さにあらず!
まずは小さなところから一つ一つ、が原則です。

これをやらずに、いきなり次の段階のものが見つかるはずもないからです。

わかりきったことしか起こるはずがないから、
やってもいない。

ためしてもいない。

なんてという人が多い今の時代、こうして実際にやってみることがとても重要です。

そうして、毎日測定することを習慣にしていると、意識が働き、頭が働き始めます。
次に発見したのは、毎朝寸胴(鍋)に目一杯水を入れて湧かしていること。

一日に必要な量は曜日や祝祭日によって変動はあるものの、
ある程度の見込みはできます。
「とりあえず目一杯」をやめて、最適な量を推定して減らす。

リスクは負うことになるかもしれませんが、
知識労働者としての脳の働きは、
こうした場面の方が働きが高まります。
これが二つ目の気づきによる行動です。

三つ目は、長時間火にかけるような煮込み系の料理。
長時間の煮込みの場合、ガスよりも適した低額のエネルギーとして、
練炭を使用することを思いつきました。
これはシステム的な解決手段ですね。

現在のところご紹介できるのは、この三点。

どれくらいの変化があったと思いますか?
想像してみてください。
人口6万人程度の地方都市。
産業道路沿いの路面店舗で、席数は50席程度の中華料理店・・。

王王楼店舗

最初の半月での気づきでアイデアを練り、
その次の半月の実行で・・・

なんと約4万円のガス料金の削減に成功された、
ということでした。
半月で4万円ということは1年に換算すると約100万円になります。
1店舗で100万円の経費削減は非常に大きな成果といえると思いますが、いかがでしょうか?

清水なりに考えた今回の「実践を成果に変えた鍵」を三つ挙げさせて頂きます。
まず、最初に挙げたいのは、
「現場での努力」を「成果」へと変換する方程式を持つということ。

飯村さんが、白河に戻ってすぐにされたことは、
「ガス会社の方にワンメータでいくらなのか?を問い合わる」という行動。
「ワンメータを削減」という現場の努力は、
どれだけの効果をもたらすのか?を知ることで、
努力へのモチベーションは変わって来ます。

「こんなに努力してたったの5円だけ?」とか、
「たったこれだけのことを毎日やるだけで毎日1,000円?」といった情報は、
とても重要です。
常にバランスをとって行動をとっているナレッジワーカーは、
こうした情報をもとに合理的な行動をとるはずです。

二つ目に挙げたい鍵は、
仕事を「頭が働くゲームにする」ということ。

飯村さん自身もおっしゃっていましたが、
「成果があがる実感を味わうと、仕事がどんどん楽しくなってくる。
もっと他にも減らす方法はないだろうか?
もっと他にも測定できるものはないだろうか?
をいつも考えていて、なんだかワクワクしています。」

ナレッジワーカーの仕事は、頭で考え、楽しむものです。
そうした効果的な測定対象を次々と見つけていくと
効果も出やすいと思います。

増やしていくと大変だから・・・という方も居ると思いますが、
何かを測定してみて、面白くなかったら、続ける必要はありません。
楽しめない努力ばかりでは、成果は生まれないと思います。

あるいは、一定の成果を出したけれど、
もう効果が見られなくなって面白くなくなった、というのなら、
やめて別のことをしても良いと思います。
もちろん、後者の場合は、成果を出すための仕組みやルール、行動習慣だけは残して。

最後に、飯村さんのお店を訪問して、
私自身最も深い気づきになったものを写真でお目にかけたいと思います。

写真 (5)

コレです。

飯村さんの成果を生み出した「ガス使用量記録フォーム」とでも呼ぶべき記録シートがどのようなものだったか・・・。
普段、どうせフォーマットを作るのなら、ついでに○○も記録していった方がいいんだよな。とか、
どうせなら長期にわたって使えるようなものを考えて・・だとか、
余計なことを考えているうちに・・・

実践への情熱が薄らいでしまうこともある自分を深く反省しました。
やろうと考えたことにや目的に対して忠実に、まっすぐに取り組んだ飯村さんに脱帽でした。
姿形をかっこ良く整えるよりも、まずは手っ取り早い形で挑戦して確認する。
飯村さんからの深い学びです。

ということで・・・・・三つ目の鍵は、
「カッコつけない。」こと
情熱がさめないうちに、すぐに取り組める方法に着手することです。

飯村さんを訪問しての学びは、他の点でもありましたので、こちらも皆さんにシェアしたいのですが、そのお話はまた次回以降に。

Q1:あなたの仕事で、
①減らしたいもの、
②増やしたいもの、
③適切な範囲内に収めたいものは、
それぞれ何ですか?

Q2:それぞれ現場の人の行動や努力に結びつくものに変えると、
どんなものになりますか?

 

写真 (3)

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