トップの仕事は明日をつくること。
***ドラッカー教授の言葉***
トップ本来の仕事は、
昨日に由来する危機を解決することではなく、
今日と違う明日をつくりだすことであり、
それゆえに、
常に後回しにしようと思えばできる仕事である。
状況の圧力は常に昨日を優先する。
(経営者の条件 p.148)
****************
今週は、研修6年目の企業様。
毎年、この時期に、2回もしくは3回に分けて、
1.昨年度の業績の振り返り、
2.今年度の重点実践項目
3.これからの事業
について話し合う形の研修です。
ありがたいことに、この5年で
年商は約2倍に達しました。
そのきっかけは、
社長が「社長の仕事」をするという宣言。
「昨日の仕事」つまり、既存業務についての時間を
割くことができないということへのお詫びと、
「明日の仕事」つまり、
まだ目鼻もはっきりしない仕事、
軌道にのるかどうかもわからない仕事、
何から手をつけてよいかわからない仕事
について
時間を割くだけでなく、
「成果をあげる」という宣言。
ここから、この組織が変わり始めた気がします。
トップの仕事は、明日をつくること。
今週、どれくらい明日のための時間をつくりましたか?
◆◆今日の質問◆◆
Q:あなたにとって、「明日のための仕事」とは何ですか?
Q:あなたにとって、「昨日のための仕事」とは何ですか?
Q:今週は、「明日のための仕事」にどれ位時間を注ぎ込みましたか?
***************
時間については、二つの大きな原則があります。
①どんなにできる人であっても、
与えられた時間がゼロなら
成果はあげられないということ。
②どんなにできる人も、できない人も、
一日に与えられる時間は24時間であること。
だから、成果をあげる人になるためには
「時間についてのアプローチ」を正す必要があります。
そして、
時間に対する主体的な考え方を取り戻し、
自分自身へのリーダーシップを発揮することです。
自分自身へのリーダーシップを発揮したとき・・・
活き活きと働いて成果をあげる自分を手に入れることができ、
活き活きと働いて成果を挙げる職場をつくることができるようになります。
ドラッカーのマネジメントのベースであり、
最も早く成果に直結しやすいのが、思考編・行動編にかかれた
セルフマネジメントの領域です。