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【長く栄える組織と、そこに働く個人】

***ドラッカーの言葉***

いかなる形でいかなる者が所有する組織であろうとも、
マネジメントたる者は自立した存在でなければならない。
しかし、その行動の基準たる倫理においては、
公的な存在でなければならない。

マネジメント(上) p.437
第28章 プロフェッショナルの倫理~知りながら害をなすな

**************

9月の三連休、いかがお過ごしでしたか?
私は、後半の二日間を家族でキャンプ。という予定でしたが、
天候に恵まれず、断念でした。残念!

でも、その目的であった「子供たちと過ごす時間」は作ることができました。

今日は、子供の勉強机の本棚で発見した科学者のご紹介から。

ロケットの父と呼ばれる、フォン・ブラウン博士。

ドイツ人である彼は、
宇宙へ行くという夢のためにロケットの研究に没頭し、
当時の政府であるナチスドイツに協力し、
ついにカタチになりました。

それが、第二次世界大戦中、
ロンドン市民を恐怖に陥れた「V~2」というロケット兵器。
いまのICBMの元祖というべきものです。

ロンドンに初めて着弾したとき、ブラウン博士は
「ロケットは完璧に動作した。
しかし間違った惑星に到着した。」
と語ったとされます。

ロケットの平和利用を強く主張した彼も、
若かりし頃の自分を振り返り、
「宇宙に行くためなら悪魔に魂を売っても良いと思っていた。」

実は「V~2」完成の直前に、
・地球周回軌道に乗せること(人工衛星)や
・月へ向かうロケット開発
などを優先したとしてナチス親衛隊に逮捕された、
というエピソードも残されているくらいなので、

ナチスドイツさえも手玉にとるつもりで開発をした
反骨精神ある科学者だったのかもしれません。

その後、アメリカに亡命しロケットの研究を続け、
彼が中心となって作ったサターンⅤ型ロケットは、
1969年7月20日、アポロ11号を月面まで到達させました。

彼は、自身の価値観に合う組織に移って
ついに夢を実現することができたのです・・・・。

さて・・ブラウン博士の物語から、すこし思いを馳せました。

組織に働く人は、
そこで働くことを通じて自分の目指すものを手にしようとします。

それは、ブラウン博士の月旅行の夢のように壮大なものとは限りません。

家族との暮らし、
長く安定した生活パターン、
子供達の巣立ちや、
マイホームの取得かもしれません。

そいうした自分の人生や夢が、
組織の活動の中で自身が提供する貢献と
それを通じて得られるものと重なり合う限り、
そこに協力関係が生まれ、組織的な活動ができます。

しかし、人が手にしたいものは変化していきます。

以前はこれを渡せば喜んでいたから、今回も喜ぶべきだ、
などと言われても理不尽ですし

一度、組織から大きな恩恵に預かったからといって、
その後の一生を組織に捧げる約束をしたわけではありません。

いつでも組織を離れることができる、
そんな世の中であることを前提に・・

「彼らを引き留めるための施策」ではなく、

共に働く人たちと価値観を共有し
その価値観に合う活動を続ける組織こそが
長く栄える組織になるのでしょう。

自ら考え行動する人たちが働く世の中だからこそ。

◆◆今日の質問◆◆

Q:あなた自身は、どんな「人生」とどんな「働き方」を手にしたいですか?

Q:それを手にするために手に入れたいものは何ですか?
健康面、経済面、交友関係、仕事など、様々な面から考えてみてください。

Q:あなたの会社のサービスは、どんな社会的な変化を目指すものですか?

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