ブログ

ホーム > しつもんドラッカー > 仕事のマネジメントの手順④ツール

仕事のマネジメントの手順④ツール

***(ドラッカー教授の言葉)***

仕事を生産的なものにするには、四つのものが必要である。
①分析である。仕事に必要な作業と手順と道具を知らなければならない。
②総合である。作業を集めプロセスとして編成しなければならない。
③管理である。仕事のプロセスのなかに、方向づけ、質と量、基準と例外についての管理手段を組み込まなければならない。
④道具である。

エッセンシャル版マネジメント p.62
~仕事の生産性~
******************

マネジメントブームの7つのコンセプトの一つ目、
「生産性向上のための科学的管理法」の
ドラッカー教授的な活用について掘り下げております。

今回は、その手順の四つ目の「道具(ツール)」。

マネジャーは、製造にせよ、情報処理にせよ、知識労働にせよ、
道具について要求されるものをしらなければならない、として
三つの知っておくべきことを挙げています。
(マネジメント(上)p.275~)

(1)最小の労力・複雑さ・エネルギーで必要な仕事を行う道具であること。
(2)道具があってその用途を考えるのではなく、
まず仕事ありきで、その道具を考えること。
(3)仕事と働くことの橋渡しをするものであること。

それぞれをちょっと詳しく解説すると

まず(1)は、
技術者の中にも未だ残っている「大は小を兼ねる」という考え方を
改めることです。
重装備の軍隊がしばしば軽装備の軍隊に敗れたように、
必要な時、必要な場所に、必要なシンプルな道具が
用意されているようにするのが理想の段取りだといいます。

家族でキャンプなんかに行くと感じることですねー(笑)。

次に(2)は、
コンピュータの能力の増大に魅せられて、必死に用途を考える結果、
無駄な仕事が増えるくらいなら、
設備を遊ばせておく方が経済性が高いこともあると指摘しています

最後に(3)については、
九九やコンピュータは、頭脳の延長であり、
車輪や斧は、身体の延長であることを指摘し、
あくまでも、人の延長としての道具でなければならないことを説きます。

人を機械の一部にしてしまったり、
働く人同士の絆に亀裂をもたらすものになったりしてはならない、
ということです。

仕事が生産的なり、人が働き甲斐を感じる道具。
達成感と充実感を感じる道具。

それが実現できていないときは、
設計をしなおすか、自動化の範囲を広げることを示唆しています。

・・・・とある企業の外勤スタッフのお話を聞いたことがあるのですが、
以前は、営業車両に無線が用意されていて、
自分に関係のない話も耳に入りながら仕事をしていましたが、

ある設備を導入して、
自分に関係のないノイズは入らないようにしたそうです。

「次はコレを」という明確なメッセージだけが自分に届く。
それがないときは静かな状態になりました。

ところが、一緒に働いている仲間意識はなくなり、
それぞれが孤独を感じながら仕事をするようになったそうです。

この例などは、道具を考え直すべきものなのでしょうね。

人が、仕事の達成感を感じられるような道具を開発して
生き生きと働いて成果をあげる職場と仲間を作る。

そんな仕事のマネジメントをしていきたいものです。

あなたのチームでは、
チームで達成感を味わえる仕事の道具はありますか?

*****(今日の質問)*****

Q:ともに働く仲間同士で達成感を味わうのはどんなときですか?

Q:あなたの職場に、達成感を味わうことが難しい仕事はありますか?

Q:(いまはなくても)どんな道具があれば良いと思いますか?

  • お電話でのお問い合わせ 011-261-4471 受付時間/9:00~17:00(月~金) メールでのお問い合わせ
  • 講演のご依頼はこちらから
  • 読書会のご案内
  • メールマガジンの購読はこちらから
  • サイト内検索

  • アーカイブ

Company Info

Dサポート株式会社

〒060-0042
札幌市中央区大通西4丁目1番地
道銀ビル10階
TEL:011-261-4471
FAX:011-212-1401