移動平均の法則
Q:あなたが、部下に期待していることは、
今回は家庭でのお話から。
我が家では、
子供の友人関係のこともあり、
・きちんと勉強や家のお手伝いをすること
・寝る時間を守ること
・一日にゲームをする時間を定めること
・ゲームが原因のケンカはしないこと
などを定めて、テストで良い成績を収めたときなどは、
「ゲームしてよい時間」のボーナス(?)を与えたりしています。
長男は特にこの手のご褒美に敏感で、
自分でも小学校のときにそんなに良い点とれたかな?
(下の女の子は、こうした約束事にはほとんど反応しません(笑)
でも・・・「よい成績」って?
毎度「よい成績」をとるようになると、
以前は、賞賛されたことが当たり前になり、
以前は、できたことを驚いていたのに、
いわば、移動平均。
昔は悪いときがあったとしても、直近の何ヶ月かの平均で見ている。
「1年生のときはこうだった。6年生になってからはこうだ。」
良いとき、悪いときがあれば平均は一定の範囲内ですが、
良いときが続くと、ミスが許せないようになってしまう。
「何を基準に判断するか?」
は、個人レベルでも移動平均のように変わります。
さらには、組織の場合、「できる人」が増えると、
急にこれまでは「できる人」だったはずが
相対的に「できない人」に映るようになったり。
部下に期待している水準は、書き留めておいて、
自分が期待している水準を変えたときには、
その旨を伝える必要がありそうです。