明日のためのマネジメント開発(2)~自己実現にどう関わるか
(今日の質問)
Q:部下や後輩の自己実現に対して、
エッセンシャル版マネジメント冒頭の
『マネジメント・ブームの中心となった7つのコンセプト」
「明日のためのマネジメント開発」。
こちらについても、
まだまだ根強い前世紀的な、
前回は、ドラッカー教授が挙げた、
ポイントは、
(1)マネジメント能力は、現場で(失敗しながら)
(2)将来発揮する能力なんて、誰にも推定できない
(3)個人の成長を、会社が保証できない
(個人の人格に干渉することはタブー)
「個人が責任を持つべき領域」に、
自分の能力については自分が責任を負うことが第一ですね。
自分の人生も、自分の成長について、
では、会社側としてはどうすればいいのか?ということで、
これについて、ドラッカー教授は二つの側面を指摘しています。(
一つは、「マネジメント開発」。
もう一つは「マネジメント教育」。
前者の目的は、組織の健康、存続、成長。
後者の目的は、個人の(マネジャーとして、人間としての)健康、
前者の中心課題は、会社の未来ビジョン。
それに伴って、マネジャーの年齢構成、将来の必要能力、
これは、全社的なものなので、今回は触れません。
一方、後者の中心課題は、個人の自己実現。
つまりは、強みを発揮して成果をあげることで、自分の居場所(
ただし、これを会社や上司が保証しようとすると、
前回(先週)も指摘した、支配的なアプローチ、
組織や上司は、個人の自己実現の動機づけ対して、
では、どんな支援が、支配的ではなく、
まずは、成果についての、目標の「自己設定」と「自己評価」
ポイントは、「自己設定」&「自己評価」であるところ。
上司が設定し、評価すると、また上司が「支配」
しかしながら・・・
「人というものは、自らの評価にあたっては、
自らの強みを妙なところに見つけ、
(「マネジメント(中)」)
ここからは、私の家庭でのお話ですが・・・
ピアノを習っている小2の娘、モモ(仮名)。
負けず嫌いで我が強く、都合のよいポジティブシンキング。
ママに「練習しなさい」と言われるとふてくされる。
「発表会まであと2週間だよ。そんなんで大丈夫?」
「練習しないなら、そこにずっと座ってなさい。」と言われると、
おお!これこそ好事例だと思い、
私「今の演奏は、100点満点で何点?」
娘「んー、90点かなー。」
私「え・・・(怒)(これが自己評価の難しい所。
へー、じゃあ、もう練習しなくてもいいのかな。」
娘「んー、今日はこれくらいでいいと思う!」
私「ええと・・・いま何回つっかかったかな?」
娘「右手は、3~4回かな。
私「そっかー。(もっと、いっぱいつっかかってたやん!
・・・目標水準が低いのかな。
私「あ、パパはわかんないんだけど、発表会って・・・
娘「(笑いながら)パパ知らないの? 発表会はね、一回もつっかかったらダメだよー。
モモは、ゴマかすの上手って言われたけど。(と、胸を張る)」
・・・・あぁ、この自信が真剣に練習しない原因なのかな・・・。
私「そっかー。なら、発表会の日の朝に、
娘「(さすがに、ちょっと考える)・・・・・そうだねー・・・。
私「じゃあ、パパは、スマホで他の人の演奏をかけるね。
これに合わせて弾いたら、ゴマかすのがもっと上手にならない?」
娘「そっかー。でも・・・えー難しいと思うよ。」
私「まぁ、一度やってみようよ。」
・・・(やってみる)
私「いまの演奏は100点満点で何点だった?(
娘「(それには答えず)もう一回、弾いてみるね。」
最終的には、もう一度弾いた程度でしたが、
夜、お風呂から、
彼女なりに、上手くなるための手立てを考え始めたようです(笑)
・・・(今日の質問)・・・
Q:部下や後輩の自己実現に対して、
Q:部下や後輩が、
Q:部下や後輩が、