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それぞれの立場の指標(管理会計その3)

(今日の質問)
Q:ご自身がよりよい仕事をするために、
変動状況をチェックしている情報は何ですか?

エッセンシャル版マネジメント冒頭の
『マネジメント・ブームの中心となった7つのコンセプト」の五つ目、
「管理会計」の三回目。

前回(先週末)は、管理手段の「特徴」について触れましたが、
今回は、管理手段の「7つの要件」について。

ドラッカー教授は
「あらゆる管理手段が7つの要件を満たさなければならない。」

(エッセンシャル版マネジメントp167)

として、
(1)効率性、(2)意味性、(3)適切性、
(4)精密性、(5)適時性、(6)単純性、(7)実用性

という7つの要件を挙げました。(マネジメント(中))

今日はそのうち、
(1)効率性と(2)意味性、(7)実用性の3つについてお話ししたいと思います。

(1)効率性は、
管理のために必要な最小限な情報を求めること
(エッセンシャル版 p167)

(2)意味性は、
定量化できるからといって何でも彼でも測定しないこと
(エッセンシャル版 p168)

(7)実用性は、
管理のための行動を起こすことができる人にまで、
行動を起こすためのデータ到達させるもの
(エッセンシャル版 p170)

この本が書かれた1973年ころと大きく違うのは、情報機器の発達状況です。
データの測定もデータ共有もほとんど手間なくできるようになりました。

でも。。。だからこそ、より考えなければならなくなったこともあります。

何でもかんでも測定できるからといって、さまざまに測定した情報
いっせいに配信できるものだからと言って、
少しでも関係がありそうな人には全員発信!
・・・・というのは非常に高いコストになっているというお話です

例えば、経営者が欲しい情報と、倉庫係の欲しい情報は違います。

経営者が欲しい投資収益率の値は、
倉庫係りの仕事の判断にはほとんど影響ありません。

もちろん、大きな在庫削減をすれば数値に変化はあらわれるけれど
普段はむしろ在庫切れのないように仕事をしているはず。

一方、経営者の方も
「倉庫の型番500番の在庫」が品薄になっているかどうかを
常時チェックして仕入れ指示を出したりはしない。

でもそれが、会社の命運をかけた大型プロジェクトの成否を決める
稀少な部品であったときは、ひょっとしたら知りたいかもしれませんね。

だから、どっちの情報も経営層から現場まで一斉配信では、

上司は、「ふと目にした情報からの思いつき」で
部下の仕事の細かいところにまで口を出すマイクロマネジメントの文化がうまれ、

部下は、それに対抗するべく、とりあえず何でもかでも情報発信しておいて、
問題が起こると「え?1ヶ月前にメールしておいたんですがご覧になってなかったんですね。」

なんて責任回避がはやり始める。

発信したり測定したりするのにコストが掛かからなくなった分だけ
情報の絞込みに人の知恵が要求されてきたのです。

行動して欲しい人が、行動して欲しいときに
何についての行動を開始するトリガーにするのか?

これが、もれなく重複なく整ったとき、最高のチームができるはず

だから、いまの時代に考えて欲しいのは、
自分は何を見て、何を見ていないか。
上司や同僚、あるいは部下は何を見て、何を見ていないか。

お互いの守備範囲を確認できたとき、
チームによる快適な例外管理が成立するはずです。

あなたは何を見て仕事をしていますか?

・・・(今日の質問)・・・

Q:ご自身がよりよい仕事をするために、変動状況をチェックしている情報は何ですか?

Q:その情報がどうなったとき、どんな行動をとるのですか?

Q:部下や同僚が気に欠けている情報はなんですか?

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