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未来のスケッチ(長期計画その1)

((今日の質問)
Q:あなたの会社の未来のスケッチを描くとすれば、どんな絵になりますか?
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エッセンシャル版マネジメント冒頭の
『マネジメント・ブームの中心となった7つのコンセプト」の最後、「長期計画」。

長期計画についても、
ドラッカー的な視点を掘り下げたいと思います。

今回は、長期計画と戦略計画の違いについて。

*****
未来は、望むだけでは起こらない。
そのためには、いま意思決定をしなければならない。
いま行動し、リスクを冒さなければならない。
必要なものは、長期計画ではなく戦略計画である。
必要なことは、まず戦略計画といえないものを知ることである。
(エッセンシャル版マネジメント p.37)
******

このセンテンスの後、「長期計画ではなく、戦略計画」
ということで、戦略計画ではないものを列挙しています。
1)魔法の箱や手法の束ではない。
2)未来予測ではない。
3)将来何を決定するかではない。
4)リスクを減らすためのものではない

今回は、その一つ目、「魔法の箱や手法の束ではない」について。

きっと勘違いされる原因としてはているのは、
多くの場合、長期計画が
金融機関からの資金調達のためにつくられているから。

外部に弁済能力があることを示すためには、
モデルやシミュレーションなどの技法や、
定量化などの論理的手法、
マネジメント・サイエンスなどの研究を使うことが
必要とされるからではないかと思います。

でも本当に必要なのは、
自分たちの事業をどんな形にするのかという意思を示すこと。

恣意性を排除する手法の寄せ集めでは、
経営の意思は示せません。

先日、ドロフィーズでおなじみの都田建設さんをお邪魔してきました。

経営が変わったのは、
北海道の旭山動物園の14枚のスケッチを真似て、
自分たちの会社の目指すところをイラストにして掲示してから。

最初は、夢物語にしか見えなかったそのイラストは、
数年経った頃から
「あなたたちが目指そうとしていることに協力したい」
という周辺住民の協力の申し出を受けて
急速に実現し始めました。

いまでは、スローライフの価値観を提案する施設や店舗には、
毎週末には700~800人のお客様がいらっしゃるそうです。

とても感心したのは、
「協力いただいた周辺住民の方々へのご迷惑を考え、
1,000人を超えないようにコントロールしている」
というお話。

ともすれば、収益に結びつけたくなって
「できるだけたくさんの方を・・・」
と思ってしまうところ。

きっと、そんなことができるのは
「自分たちの思い描く絵」から遠ざかってしまうことを
スタッフの端々に至るまでが、すぐさま理解してしまうからでしょう。

何はリスクを負ってでも実現しなければならないか。
と同時に、
たとえ収益に結びつこうとも、
やってしまったら理想の実現から遠のいてしまうことを
直ちに理解できるための道具。

それが、長期計画を超えた向こうにある戦略計画ではないかと思います。

あなたの会社の未来のスケッチを描くとすれば、どんな絵になりますか?

**(今日の質問)***
Q:あなたの会社の未来像を描くとすれば、そこにどんな方々のどんな笑顔が浮かびますか?

Q:あなたの会社の未来像を描くとすれば、どんな設備や施設、物品が並びますか?

Q:あなたの会社の未来像を描くとすれば、どんな組織図になりますか?

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