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デカルトとスピノザの世界観から

Q:昨年の自分と比べて、今年のあなたは何に気づくようになりましたか?

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先日、「100分で名著 スピノザ エチカ」を見ました。

 

ドラッカー教授も時折とりあげる哲学者スピノザ。

・・・正直、気になりながらも、実務とは遠いと感じて

手をつけないでおりました。

 

でも、心の隅にかかっていたので、

たまたま見かけて見入ってしまったのですが、

これが実に興味深い。

 

サブタイトルは、

「ありえたかもしれない、もう一つの近代」

 

17世紀頃からの流れだそうですが、

いまの「近代」は、非常に「デカルト的」。

科学技術の発展に大きく寄与したようですが、

科学的・統計的に証明された事実のみを価値と認める世界観。

 

一方、デカルトと同じ時代のスピノザは

誰でもがわかる、気づくもの以外の価値を認める世界観。

 

その主張は、私たちの行う「実践するマネジメント読書会」の

参加者の皆さんの感想と同じものを感じました。

 

「ドラッカーを読むとき、

前回に読んだときには全く気づかなかったことに気づかされる。

前回は、理解したつもりになって

本当の理解はできていなかったことに気づかされる。

 

前回はちゃんと読んでいなかったからなのか

自分の状況やステージが変わったからなのかは

わからないけれど。」

 

デカルト的な発想になると、

この意味は、強く前者に偏りそうです。

いまわかった、ということは反省の対象かもしれません。

書かれているもの自体は変化がないからです。

 

一方、スピノザ的な発想では、後者になりそうです。

いまわかった、というのは成長の実感であり、

より自分が真理に近づいている証拠かもしれません。

 

番組の中で、私たちがよく例えにとる例えと同じことをおっしゃっていました。

 

「自転車や水泳のように」

 

どんなに説明をされても、体験しない限り使えない知識。

どんなに情報武装しても、できるという体験をしない限り体得できない。

そんな世界です。

 

読書会のような定点観測する仕組みがあれば、

これに気づくこともできるのですが、

いろんな本をかたっぱしから読んで

頭に入れるという情報収集的な読書を行うだけでは、

頭でっかちになるばかりで「真の理解」からは遠ざかります。

 

きっと、時代はデカルト的な世界観からスピノザ的な世界観、

MBA的なマネジメントからドラッカー的なマネジメントへの

転換期にあるのではないかと思います。

 

ですから、年末に振り返ってみましょう。

昨年の自分と、今の自分の違いを。

 

同じものを見て、

気づくものが変わっているか。

理解できるものが変わっているか。

 

それは、デカルト的な数値や客観的な指標で測定できるものだけでなく、

係数以外の主観的な成長の測定です。

 

年間の目標でさえ、決定した時の感じ方と

年末に見た時の感じ方では違っているはずです。

それが、自分の成長の証になっているかどうか・・。

 

昨年の自分と比べて、今年のあなたは何に気づくようになりましたか?

 

※途中から見た番組で、書籍も購入したばかり。

まだまだ浅薄な学びなので、ここに書くのはちょっと恐縮ですが、

「今の自分」が気づいたことのシェアでした。

 

 

****(今日の質問)*****

Q:昨年の自分と今の自分を比べる機会はありますか?

 

Q:昨年の自分と今の自分を比べるとき、何を指標にしますか?

 

Q:来年の目標や、今の自分の考えを書き残すとすれば、何に書き残しますか?

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