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事業を定義する(トップマネジメントの仕事:その3)

(今日の質問)
Q:あなたの事業をお客様の何かを解決するサービス業だとすれば、
何の技術を利用した何のサービス業ですか?
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エッセンシャル版マネジメントの
『トップマネジメントの6つの役割』について解説させていただいています。
今回はその三回目。

上記の「トップマネジメントの6つの役割」とは
1)事業の目的を考える役割
2)基準を設定する役割
3)組織をつくりあげ、それを維持する役割
4)トップとしての渉外の役割
5)儀礼的な役割
6)重大な危機に自ら出動する役割

今回は、トップマネジメントの役割全体の、
もっとも基礎となる項目であり、
もっとも難しい部分であり、
もっとも効果がある役割である
「1)事業の目的を考える役割」について。

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1)トップマネジメントには、事業の目的を考えるという役割がある。
すなわち、「われわれの事業は何か。何であるべきか」を考えなければならない。
この役割から、目標の設定、戦略計画の作成、明日のための意思決定という役割が派生する。
(エッセンシャル版マネジメント p.224)
******

つまり、事業の目的を考える(=事業を定義する)という役割と
それに伴って
あ)目標の設定
い)戦略計画の作成
う)明日のための意思決定
という三つの派生的な役割があるというお話しです。

今回は、その基本的な役割の部分、事業を定義する役割の部分について解説いたします。

*****
自らの事業は何かを知ることほど、
簡単でわかりきったことはないと思われるかもしれない。
(中略)
しかし実際には、「われわれの事業は何か」との問いは、
ほとんどの場合、答えることが難しい問題である。
わかりきった答えが正しいことはほとんどない。
「われわれの事業は何か」をとうことこそ、
トップマネジメントの責任である。
(エッセンシャル版マネジメント p.23)
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前回まで、トップマネジメントとしての時間の使い方と、
経営チームの中での役割意識についてお尋ねしました。

この二つを意識した上で、時間や能力を最も効果があがる部分につぎ込む。
それが、トップマネジメントとして行うことです。

ですが、そもそもの自社の事業の定義がされていなければ、
私たちはついつい、思いついたことに取り組んだり、
それぞれ勝手に好きなことに取り組んで空回りしがちです。

そこで、事業の定義をしなおすことが求められます。
一昔前の成功体験から生まれた、いまの事業を組み替えて、
次世代にまで輝く組織を作るために、考えてみてください。
自社の事業が「何業」なのかを。

特に自社の事業の中心となっている技術や体制を軸に
何をする何業なのかを考えてみてください。
例えば・・

・「造り酒屋」→「発酵技術による健康増進業」
・「石鹸製造業」→「界面活性剤技術による生活革新業」
・「部品卸売業」→「充実した配送体制によるお客様の在庫削減業」
・「写真フィルム製造業」→「微粒子制御技術によるヘルスケア業」

今回は、最も難しく、そして最も効果のある部分です。
トップマネジメントの仕事の出来・不出来はここで決まるのかもしれません。

(今日の質問)
Q:あなたの事業をお客様の何かを解決するサービス業だとすれば、
何の技術を利用した何のサービス業ですか?

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