意思決定の基準
三連休はいかがお過ごしだったでしょうか?
私は、二日間久留米でのお仕事のあと、
昨日は、帰札する前のお時間で柳川へ。
わずか3時間半の滞在でしたが
またまたお城探訪を楽しみ、
川下りツアーを楽しみ、
おいしいウナギ(せいろ蒸し)をいただくという
とても充実したお時間でした♪
***(ドラッカー教授の言葉)****
私は、ある大企業の場合、
過去5年間になされた意思決定の90%が定型的なものであって、
その種類はごくわずかであることを発見した。(中略)
この企業では、意思決定分析を行っていなかったために、
常に問題の4分の3が、
社内の表現を借りるならば
「わが家を求めて」うろついた挙げ句、
本来行くべき組織レベルよりもはるか上の階層に行っていた。
『現代の経営(下)』p.7-8
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定型的な判断を役員会レベルにまで挙げて検討している現象を
見かけることがあります。
その原因としては、いくつか考えられますが
あ)誰も責任を取りたがらないから、
より上位者に決定を委ねられてしまうから。
い)判断基準が明確でないため、
勇気をもって判断してもどうせ覆されると分かっているから。
う)部下が決定すると、自分の存在意義を失うことを恐れて
干渉する上司がいるから。
え)ミッションや仕事の目的が明確でないため、
昨日までと同じ作業を黙々とこなす人が
組織の中心軸になっているから
まだまだあげられると思いますが、
ポイントは、判断基準。
たとえ社長であっても、
会社全体の判断基準より上位に立ってはならない。
そんな判断基準としてのミッションや成果の定義。
それがますます重要な時代に入ってきているかもしれません。
***(今日の質問)***
Q:あなたの組織のミッションは、判断の際に役立っていますか?