味方よりも見方を集める(意思決定)
3月に入りました。
世の中は一斉休校でひと騒動です。
私たちも3月20日の出版記念セミナーを中止することに決定しました。
さて、「有事のドル買い」「有事の金買い」なんて
よく言わますが
日本では「有事のトイレットペーパー買い」が
経験則になっていて
「反射神経」のように反応してしまうのでしょうね。
***(ドラッカー教授の言葉)****
正しい決定は、
共通の理解と、
対立する意見、
競合する選択肢をめぐる検討
からうまれる。
『経営者の条件』p.192
*******************
ドラッカー教授は、
正しく意思決定を行うには、
三つのステップが必要だと言います。
そのプロセスは、周囲を巻き込んで
必要な知見を統合していくプロセスです。
まずは問題を特定して、何の問題なのかを
明らかにするプロセスです。
多くの問題は、現象として目の前に起こっているものです。
人は、「その現象が気になるのか」あるいは「目に入りもしないのか」
気になったものについては、「ネガ・ポジのどちらに捉えるか」
が、性格や立場や経験や、知識や手にした情報群によってまったく異なります。
いずれの考えも正しいものとして、
むしろ異なる見方を集めるのがドラッカー流の意思決定。
自分の思いつきに賛同してくれる「味方」よりも
自分とは違う立場や経験からの異なる「見方」をあつめる。
それが正しい意思決定をつくります。
***(今日の質問)***
Q:異なる見方をあつめていますか?